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「婚活には金がかかるから貯金しておいた方がいい」に感じる不自然さ

 

自分も20代後半になり、周りからも結婚の話がよく届くようになった。

博士課程学生ということで、パートナーもいない自分が結婚なんてことは在学中にはあり得ないわけだけど、年齢も年齢だし、結婚したいなら社会に出たらすぐ「結婚」という2文字がちらつく。

ツイッタラーな自分は今から情報だけでもと思い、いくつかの婚活垢をチェックしてる。婚活界隈は数人アクティブなアカウントをフォローしておくだけでいろんな婚活垢の呟きがTLに流れてくるのだ。

そんな中でふと見た文言がこれ。

「婚活には金がかかるから若いうちから貯金しておいた方がいい」

最初は確かになと思った。

マッチングアプリなどの軽いものであれば月数千円にアポ1回あたりが5千円程度。結婚相談所なら入会金で数十万。月額で数万。さらに成約するとさらに数十万。まあいきなりぽんぽん払える数字ではないことは確か。

じゃあ婚活全盛期の30代前半に向けて今から貯金するべきかと言われるとなんか違う気がする。婚活のために貯金することは何か不自然に感じるのだ。

貯金もある程度大事だと思う。それは思う。奨学金と少ないバイト代で暮らしてる自分も月に2万は投資信託に回して実質貯金している。

20代後半の自分がいますべきことは貯金もそうだが、それよりも自分磨きと行動することだと考えてる。

婚活とは何もマッチングアプリや結婚相談所に入会することだけじゃないと思う。まずは大学と家、会社と家の往復から止めて、金を使ってジムとか何か違うコミュニティに属してみる。社会人サークルなどもそうだろう。あとは大学の同期や先輩、後輩、小中校の友達などに連絡していろいろしゃべるのもいいだろう。とりあえず人との接触を増やすことから始めるべきでは?と思う。

これらをやった上でマッチングアプリなり結婚相談所に行くべきかなと個人的に思ってる。

あと一つ最近思ったのはせめて友達が自分のことを紹介できる程度には外見なりステータスなりを整えてからマッチングアプリや結婚相談所に乗り込んだ方がいいと。

友達というのはなかなか人には言いにくいことを結構ズバズバ言ってくれるもので。特に絶妙にモテる友達に聞くとかなり良いアドバイスを貰える。というのも先日友達に会ったときに回りの人に自分のことを紹介するんだがどうも学生だとプレゼンしにくいと。20代後半だと結婚が視野に入るので働いてないと難しいらしい。それも確かになと思った。自分が働いてたら相手にもそれ相応求めるよねって。

その前にも服がダサいから服買いに行くぞとか言ってくれたり、人並みの身だしなみを教えてくれたりした。こないだあったときは「良くなったじゃん」と言ってくれてすこし嬉しかった。

兎にも角にも婚活には金がかかる。正しい。ただ、そのために貯金するのではなく、まず自身のステ―タスとコミュニティを整えて、それでもダメなときにいろいろ策を練る必要があるのでは?と。

ただし、お金に余裕があるのであれば、敢えて若い時にある程度のステータスをもって、婚活市場を無双するのもありかもしれない。

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